【Dr.山崎のコラム】インビザラインのアタッチメント
インビザライン矯正では、通常、アタッチメントと呼ばれる歯とほぼ同色の樹脂を接着して、マウスピースが歯に加える力を調整します。このアタッチメントに働きによって、歯を細かく動かすことが可能になります。
インビザラインのクリンチェック治療計画では、赤い四角や三角形で表示されているのがアタッチメントです。歯をどの様に移動させるかによって、アタッチメントのサイズや形状を選択します。
実際のアタッチメントは、歯とほぼ同色で外見では目立たず、治療後は綺麗に外しますので、装着した形跡は残りません。
ただ、マウスピースにはアタッチメントを覆う凸凹が出来るので、前歯にアタッチメントを付けると、どうしても目立ってしまいます。
アタッチメントを安易に減らすと歯の移動が遅くなって治療期間が延びてしまったり、計画通りに歯が動かなかったりすることがあります。当院では、どうしたら最も効率的にアタッチメントを配置できるかなるべく少ないアタッチメント数で治療できるよう検討を重ねてきました。
接客業等、お仕事の関係で、前歯にアタッチメントを付けることに抵抗がある患者様もいらっしゃいますので、当医院では、患者様のご希望になるべく沿えるよう、極力アタッチメントの装着位置や個数に配慮した治療計画を立てるようにしております。
治療期間が延びる場合もありますが、症例によってはアタッチメントを装着しないで治療を終えたケースもあります。
インビザライン治療例のページもご参照ください。